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ガラクタエッセイ

Yuta Kobayashi / ハヤシユウの活動記録、エッセイ。飽き性です。

広がる行動範囲について

ガラクタエッセイ

小学校に上がるまで。僕らは自分の町内でさえ大冒険だった。町内を一歩出ると、そこは知らない土地で、どこにいるかがわからない。お店は小さな商店が精一杯で、スーパーに行くと迷う。

 

小学生のとき。自転車を手に入れる。行動範囲は広がって、学校の学区内なら町内も飛び出して遊びに行くようになる。けれども、学区の端まで行くとかなり冒険した気になる。しかし、地理感覚はまだ弱い。友達の家を一回で覚えられない。お店はスーパーなら迷わずに行ける。

 

中学生のとき。体力がついてくる。行動範囲は広がって、学区外・隣の市町村までも遊びに行くようになる。自転車でも行けるし、電車にもなんとなく乗れる。自分の住んでいる市町村を出ると大冒険である。地理感覚もついてきて、自分がどこに向かっていて、今はどこにいるのか、だいたい分かる。修学旅行で知らない土地に行ってもあんまり迷わない。

 

高校生のとき。バイトでお金を手に入れる。行動範囲は二次関数的に広がっていき、県外、地方の外へも出ていくようになる。自転車もかなりの距離を漕ぐことができる。地理感覚はほぼ大人のそれに近くなっていく。自分の行きたいライブやイベントに一人でも行けるようになる。

 

大学生のとき。体力や経済力、地理感覚は微増。もはや旅行で地方の外・海外へ行くなんて当たり前の感覚。楽をしたいので自転車はあまり乗らない。原付きや自動車、都市部では電車の移動が主。まわりの友達も自由に動き回る人が増え、自分も動き回るようになる。もう新宿駅でも迷わない(案内板がちゃんと読める)。

 

こうして広げてきた行動範囲を、狭めたくないな、と思う。家と職場だけの往復では、小学生の行動範囲だ。

近くても遠くても、たくさん気になる場所へ行って、たくさん冒険してきたい。