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ガラクタエッセイ

Yuta Kobayashi / ハヤシユウの活動記録、エッセイ。飽き性です。

縄文土器の制作ワークショップに参加してみたら、コアな会だった Vol.1 〜成形〜

美佐島の暮らし

ハヤシユウ(@884yuu)です。

十日町に移住したらやってみたかったことの一つに、「縄文土器の制作」があります。実は、十日町は「火焔型(かえんがた)縄文土器」の出土地の一つとして盛り上がっているのです。

僕自身、春先に一度自己流でトライしたことがあるのですが、どうも失敗続きで諦めていました。

misashima.hateblo.jp

そんな矢先、「来週土器制作のワークショップあるから来てみなよ」とのお声がけをいただき、先日参加してきました。

 

土器づくりがスタート

会場は、まさに土器の出土地である、十日町市の笹山縄文館。広場には復元された竪穴式住居などの展示があります。そんな悠久の風が吹く会場にて、ワークショップスタート。

てっきり、基本的な技術を講習で学んでから、ごく簡単な土器をつくるものだと思っていたのですが、「初めてだから、今日はこんなの作ってみる?」と提示されたのがこちら。

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難易度高くないですか!!

 

土器制作の基本は輪積み(わづみ)

陶芸の多くは、ろくろを回して縦に形を伸ばしていくものですが、縄文土器は下から輪っかを積み上げていく、輪積みの方法で制作します。

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輪っかを積み上げたら、境目を消すように、粘土を練り込んでいきます。

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僕も初めてながら、2時間でこの高さ(7cm)まで積み上げました。冒頭の土器サンプルの、下半分ができた形です。

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ここまでは特に難なく進めたのですが、上部分は開いていくので、成形が難しくなります。ここで、輪っかの作り方を少し工夫する必要が出てきます。

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垂直につくる分には、粘土紐を直線で作り、輪っかにして積み上げる方法で良いのですが、広がっていく形状を作るには、粘土紐を輪っかの形状でつくっていきます。数学でやった、扇形の展開図なんかを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。円錐の展開図は扇形ができますよね。

 

そうこうして、4時間のワークショップが終了し、なんとかここまで形にしました。

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サンプルと比べるとこんな感じ。まあ、及第点ということで。

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上に広げれば広げるほど、どんどんヒビが入ってきて、粘土造形の難しさを本当に思い知りました。先生も言っていたけど、土器制作にハマる人はドMらしい。

 

気になる参加者層

気になるのが他の参加者ですが、平日昼ということもあり、主婦の方が2人、ダンディなおじさんが1人、というような感じでした。他の参加者はすでに何回か参加したことのある方で、会話が妙にコアでした。

縄文土器の模様には、細かく名前がつけられているのですが(僕は一個も覚えていません)、「この○○(模様の名前)の連続してるの、信じられない!」だとか、「ああ、××(模様の名前)難しい」とか、専門用語連発の会話でした(笑)

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なんだかみんな、縄文土器への愛が半端なくて、「なんでこんな地味な作業にはまっちゃったんだろう」と笑顔で話していました。

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