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ガラクタエッセイ

Yuta Kobayashi / ハヤシユウの活動記録、エッセイ。飽き性です。

大好きな人に会いたいだけ

ガラクタエッセイ

今の住居にいると、まわりでお金やビジネスのことについて考えているひとが多いから、自然とまたそういう思考になってきている。春になったらこんなイベントを開いてお金を稼ごう、とか、オリジナルグッズを作って海外で販売しようとか、毎日他愛もない話をして、いくつかは現実味を帯びてきた。

十日町市での生活は刺激的で、毎日何かおもしろいことがあって、ゲストが流動的で、普通に生きてたら絶対に触れることのなかった文化にぽんと触れることが出来て、いつも新しい発見がある。

 

ただ、そんな十日町にずっといたいか、と言われると、NOと答える。

これは、十日町が嫌いなわけではない。ただ、好きな場所が多いだけなのだ(そして、これから好きになるであろう場所もある)。

 

僕は、生まれてから19年を長岡市で過ごし、次ぐ3年半を新潟市で過ごし、間の一ヶ月を粟島で過ごし、そして今は十日町市にいる。もちろん、それぞれに良さがあって、足りないものもある。また、ここ数年は一人旅で全国各地を回った。特に西日本の、岡山・広島あたりが好きかもしれない、と感じた。

とにかく、好きな場所が多い。そして、好きな理由はそれぞれ違う。だから、それぞれの場所へ行く理由ができる。

 

十日町市には、刺激がある。僕が十日町に感じている一番の魅力は、自然より、食べ物より、「スモールな都市」感だ。こちらに移り住んできてから、すでに数十人の友だちができた。そして、彼らは不思議とみんなつながっていて、なんというか、スモールで人口が少ないゆえに、コミュニティがすべてつながっているというか、「友達の友達は友達」が通じる地域のように感じている。

十日町市に足りないものは、ほとんどない。現状の生活に90%満足している。では、ほかの10%は何か?というと、「大好きな人」の存在である。十日町市で見つかればそれでいいんだけど、今のところ「大好きな人」は長岡市と新潟市にいる。

極論、僕の人生をどうすごしたいか、というと、根本はお金がほしいわけでもなく、刺激がそこまでほしいわけでもなく、ただただ大好きな人と一緒に時間を過ごしたいのだ、と思う(この概念は恋に限らない)。

だから、十日町市での生活は楽しさがありあまるんだけど、大好きな人に会いに行くために、ちょくちょくと移動がしたい。いつも会って思うのは、十日町市で何をしている時間よりも、やっぱり大好きな人と会って話している時間が一番シアワセだということ。こんなシアワセな時間をどんどん増やしていきたい。