ガラクタエッセイ

Yuta Kobayashi / ハヤシユウの活動記録、エッセイ。飽き性です。

もっと気軽に付き合っちゃえばいい

「デート」と聞くと、恋人同士で街にショッピングに行ったり、ご飯を食べに行ったり、はたまた映画館や遊園地に行ったり、カラオケに行ったり、旅行に行ったり、なんてことをイメージする。なんというか、僕にとってはハードルが高い。どこのハードルが高いかというと、「恋人同士」という点だ。恋人いないもん。

 

僕は常々恋愛について疑問に感じていることがあって、それが「付き合う」ということの敷居の高さだ。最初に結論を言わせてもらえば、恋人のインターンシップが必要だと感じている。 インターンシップといえば、就職前の企業に何週間かおじゃまして、実際に仕事をしてみるアレだ。僕はやったことがないので詳しくはわからないんだけど、実際に仕事を初めてギャップを感じる前に、ちょっと体験してみようということだと思う。

 

恋愛に関しても僕はこれはすごくいいと思っていて、例えば(自分の好きじゃない人に)「お付き合いしてください」と言われたときに、色々なことを考えると思う。(この人と過ごす時間は楽しいのだろうか)(本当に相性が良いのだろうか) (この先結婚とかも視野に入れてるのかな)(私にとって一番の人なんだろうか)(後で後悔しないだろうか)とか、心配は無限に出てくる。僕から言わせてもらえれば、そんなの考えたところでわからないから、とりあえず付き合っちゃえばいいと思うんだけど。

 

日本では、「付き合う」「恋人になる」というステップが、デートやセックスのための免罪符になっているところがあると思う。今まで普通に仲良く遊んでた子と、キスしたりセックスしたりするには、付き合わなければ行けない、というような風潮を感じる。僕も今までそれが目的で告白したことも何回かある(おっと)。本当は付き合ってなくても抱きついたりキスをしたりしたいんだけど、付き合うという免罪符がないとなんだか怖い。

 

そういう意味でも、とりあえず付き合ってみて、チューとかして、やっぱりこの人キモい!って思えばそこで別れればいい。これもまた、早く別れるのは恥ずかしいとか考えちゃうけど、別にそんなことない。好きでもないのにだらだら付き合って消耗してるほうがよっぽど恥ずかしいと思う。

 

僕はこのとりあえず何も考えずに付き合っちゃうことを「恋のインターンシップ」とこっそり呼んでいる。もっとフランクに付き合って、デートして、別れればいいのになと思う。

 

それに、今は「好きになってから付き合う」が主流のパターンだけど、「付き合ってから好きになる」というのも全然アリだと思う。僕は自分でもこの傾向が強いと思っていて(暗示効果のようなものだと思うんだけど)、付き合ってる体(テイ)で手つないで歩いたりしてしまうと、本当にその気になってしまう。

 

もう一つメリットをあげるとすれば、「恋愛世界の拡張」である。自分から大好きな人を選んで告白して、付き合った場合は、何回恋を繰り返しても同じような人を選んで付き合ってしまうと思う。僕が音楽聞くときもファンクやR&Bが好きでそればかり聞いてしまうけど、それと同じことだ。しかしここで、今流行りのAWAとかspotifyなんかの定額ストリーミングサービスを使えば今まで知らなかった音楽に出会える。つまり、「気軽に音楽に触れやすくなったことで、今まで聞いてこなかった音楽にも出会いやすくなった」ということだ。これは恋愛にもそのまま言えると思うんだけど、「付き合う」という文化が気軽になったとき、もっと色々な人と付き合う可能性が出来る。

 

僕はボーイッシュで明るくて、なんでも面白がってくれるような人が好きだから、今はギャルとかおとなしめの子とかに告白されても断ると思う。けれども、そんなフランク恋愛の土壌ができてきたら、試しに付き合ってみて、ああ、こんなつきあいかたもありなのか!こんなデートもありなのか!という新しい発見が出来ると思う。