ガラクタエッセイ

Yuta Kobayashi / ハヤシユウの活動記録、エッセイ。飽き性です。

多拠点生活のすすめと、シェアハウスの役割

多拠点生活という言葉を聞いたことがあるでしょうか?読んで字のごとく、「生活するための拠点がたくさんある」という状態なのですが、これは自分の普段住んでいる家の他に、気軽に滞在できる場所がたくさんあるということです。この多拠点生活とシェアハウスって、すごく相性が良いんですね。今日はそのことについて書いてみたいと思います。

 

シェアハウスにもまた種類があって、「クローズド」か「オープン」なものがあります。オープンなシェアハウスというのは、要は「住人以外も家に遊びに来ていいですよ」ということで、友達や旅人が気軽にふらっと来れる空間。そして、気にいったらそこで何泊かしていっちゃうのもあり。 こういったオープンな家は「住み開き」と呼ばれています。住んでいるんだけど、外にも開いていますよ、みなさん遊びに来てください。というコンセプト。シェアハウスだと、それが実現しやすいということもあって、最近この住み開きシェアハウスが増えてきています。

僕が年末年始にかけてお世話になった「リバ邸」も近いイメージ。現代の駆け込み寺というコンセプトを掲げているリバ邸は、困ったときに居場所として利用できる、そんなオープンな空間です。

シェアハウスは人口の多い地域に集中

当たり前ではあるのですが、やはり住み開きシェアハウスというのは人口の多い地域に集中し、地方にはまるでありません。これは単純に人の多さでもそうですが、若い世代の分布にも影響しているかと思います。今の若い世代のほうが家族に固執せず、自由な共同体での生き方を望んでいるような気がするので。

ということで、シェアハウスの分布を見てみると、東京、名古屋、大阪なんかに集中し、地方はぽつんぽつん、という感じ。 ただ、これから住み開きのシェアハウスは地方が熱くなってくると思います。理由は単純で、地方のほうが空き家率が高いこと、そして地方にそういった物件が増えると、まさに「多拠点生活」の実現につながります。

地方の古民家でシェアハウスをつくる西村さんの取り組み

f:id:ytkbys:20160104170123j:plain

 そんな中、「新潟の尊敬する人を紹介してみますpart1」という記事でも紹介させていただいた、西村治久さんが面白い活動をしています。地方の古民家を改装して住み開きのシェアハウスにするという活動です。今回の記事はそんな西村さんの考えに共感しまくって勢いで書いてしまった次第です。

その活動もすでに大きく動き始めていて、今年のゴールデンウィークから新潟県十日町市にオープンするみたいです。立派な古民家で、山間地にありながら中心地まで5km、入居までのセルフリノベーションも楽しめるかなり楽しそうなシェアハウスです。

住人も募集中とのことで、僕は激推し中です!! 詳しいことはこちらの記事を読んでいただければと思います。

新潟・十日町市、古民家を軸とした町おこしと移住 | COMINCA TIMES 大地の芸術祭の里・新潟県十日町市にオープン!住み開きの古民家シェアハウスで地方移住 ... - Colish でコンセプトのあるシェアハウス生活はじめよう

 

なぜ、多拠点生活をおすすめするのか?

多拠点生活は分かったし、そういう取り組みがあるのも分かった、けどそもそもなんのために多拠点生活をするの?という疑問が湧くかと思います。

僕個人としては、特に深い理由はありません。「楽しそうだから」という理由だけです。

今日から1ヶ月は十日町で暮らすぞ、次の1ヶ月は隣県に移動して長野で暮らすぞ、という風に移動しながら暮らすこともできます。基本は家で暮らしているけど、日本全国を旅したくなったら、その拠点で宿泊をすることもできます。遠い地で面白いことをしたいと思ったら近くの住み開きの家を拠点に人と会ったりものづくりしたり。色々なことが出来そうじゃないですか?

特に、「現地の人と知り合う」というのはビジネスホテルでは難しいことですが、シェアハウスでは半ば強制的に知り合い、ネットワークも作りやすい環境です。現地でなにかやりたいと思ったら現地の人の意見が何よりも参考になります。 そういった意味で、やはり都市部にシェアハウスが集中してしまうのはしかたのないことですが、地方にたくさんのシェアハウスができてくるともっと僕たちは気軽に移動しやすい環境になると思います。

そうはいっても、多くの方が持ち家を持っていたり、定職に就いていたりすると、なかなか気軽には実行しがたい多拠点生活。この先どうなっていくのか、僕にもさっぱりわかりませんが、全体的な風潮として「所属から個人の時代へ」という流れがあるので、少しずつこういった生き方も増えていくのではないかと考えています。