ガラクタエッセイ

Yuta Kobayashi / ハヤシユウの活動記録、エッセイ。飽き性です。

古民家と音楽は、相性バッチリ!

久しぶりにギルドハウス十日町(※10月まで、約10ヶ月住んでいた古民家シェアハウス)のことについて書きます。今年はギルドハウスで「アドベントカレンダー」というイベントに参加していて、その一環の記事でもあります。

ギルドハウス十日町 Advent Calendar 2016 - Adventar

 

僕はせっかくなので、作曲家としての視点で、入居していた期間の音楽事情に書いてみたいと思います。

 

 

のびのび歌い放題、演奏し放題

 

なんといっても、歌い放題で、演奏し放題なところが一番嬉しいギルドハウス。山中にあり、まわりの民家も離れていることから、アコースティックな音であれば近所迷惑になることがないんです。もちろん、夜は音を抑えめにして、住人同士で配慮することもありますが、基本的にみんな寛容。僕自身、うるさい!って怒られたことはまだないです。

晴れた日には外で弾き語りをしたり、フルートやバイオリンの練習をすることもありました。特にフルートは、夏に演奏会に出る関係ですっごくピロピロしました。

 

ギルマスのハルさんに「うるさくしてごめんなさい」と伝えると、「いやいや、コバユウがいて音が鳴ってるとにぎやかで嬉しいよ」と肯定してくれます。すべてが受け入れられるシェアハウス、プライスレス。

 

最近は別の元住人もトランペットを始めたみたいで、遊びに来るとまた音が増えます!笑

 

古民家のもたらす、暖かな雰囲気のライブ

そんなギルドハウスでは、たびたびライブも行われていました。僕が知る限りでは、

  • 2015年6月:津池ミュージックフェス
  • 2016年4月:ハヤシユウバースデイライブ
  • 2016年6月:アフリカライブ
  • 2016年10月:ハヤシユウさよなライブ
  • 2016年10月:キャットニャンダフルフォーク部ツアー公演

など。他にも突発的に小さなライブがたくさん行われてきました。一番最初の津池ミュージックフェスではライブペインティングで2F大広間の壁がアートになり、以降ここがライブ会場として定着しています。

 

ライブハウスでも、きれいなカフェでもライブできるけど、古民家で畳に座布団を敷いて行うライブもまた雰囲気が良いです。暖かみの増すような、奏者と聴者の境目がゆるくような、とにかく生活の延長線上にライブがあるような、そんな感じ。ライブハウスやホールのライブが非日常だとしたら、古民家のライブはあくまでも日常なのかもしれません。

図々しくも、僕自身のライブも2回開催しました。誕生日に一回大きなライブと、ギルドハウス卒業時にしっぽりとゆるいライブを。普段は作曲家として曲を作り続けているだけだったので、まさか人前でこんなに歌や楽器を披露するとは思ってもいませんでした。

 

自分の演奏や歌は下手でも上手でもないみたいな、すごく中途半端な技術なんですけど、それでもライブをする!と決めたら、練習に精が入って短期間で上達したと思います。

 

 

パーリー建築と月見音楽祭

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ギルドハウスの音楽事情は、パーリー建築抜きでは語れません。先程の「津池ミュージックフェス」も彼らが企画したもの。当時3人で住んでいたパーリー建築は、みんながみんな音楽好きでお祭り好き。自分たちでも歌を歌うし、作業中は音楽を爆音で流していました。

そんな彼らの集大成のお祭りが、月見音楽祭。2015年の第一回音楽祭はギルドハウス最寄りの美佐島駅にて。当時、僕はまだ住人ではなかったのですが、縁あってステージに立たせていただきました。やっぱり外でのびのび歌うのは楽しい。

 

風景に根付いた音楽のあり方―たんぼ音楽祭について

今年は、ギルドハウスで初めてたんぼに挑戦しました。よく、食べ物に「すくすく育っててね」との声かけや、音楽を聞かせてあげると、美味しく育つ!という話を耳にします。お米も例外ではなくて、ちゃんと僕達の声を聞いてくれて、美味しく育ってくれたみたいです。

ちょっとした雑草抜きのときや、様子見のときにも、声をかけたり、歌を歌ったり、ケーナ(※ボリビアやペルーの民族楽器)を吹いたりしていました。

 

十日町っぽいところで歌いたい!という十日町在住の友人と意気投合し、本当にスモールな感じでたんぼ音楽祭も開催しました。これは音楽祭というか、本当にただ集まって自由に歌うだけの会だったんですけど。

ギルドのたんぼは谷のたんぼで、声にエコーがかかるのも面白かったです。外で歌っている!というのをひしひしと感じました。

 

田舎の古民家と音楽は、相性バッチリ!

音楽がいつでも楽しめるのは、やっぱり田舎ならではの利点です。都会だと完全防音にするだけで、数十万円かかってしまいますから。

僕がこの前東京で出会ったウクレレ奏者の子も「ぜひライブしに行きたいです!」と言ってくれました。今後も、ギルドハウスでは色々な音が溢れそうです。

絵に描いたようなキュンキュン

みなさん、恋してますか。やっぱり人生というもの、乾いていちゃいけない、いつでも浮ついていたい。キュンキュンしたい。

 

ところで、キュンキュンってなんだよ、と思って、ウィキペディアで調べてみた。

キュンキュンとは、主に少女の恋愛において、胸の中心部に息苦しい感覚を覚えるなど、精神状態が通常と異なった状態に陥っていることを表す擬態語。

キュンキュンって快感のようで、実は不快感なんだよな。いい意味で使われることも多いけど、キュンキュンってやつは、自分の心を乱してくる存在だ。でもそれがスパイスとなって、僕達の人生を彩る、やっぱり無くてはならない存在。

 

今日はクルマで2時間半くらいのところにある会場でクリスマスコンサートが企画されていたのだけど、直前まで行くのをためらっていた。そのコンサートのためだけに往復5時間の運転はなかなかつらい。けれども、別でやっている音楽メディアの記事にもなるし、世界的な指揮者であるゲストが来てくれるということもあって、足を運んでみることにした。

 

会場には僕の見知った顔(女の子)が一人だけいた。コンサート中は、その子と話したり、目を合わせて体を揺らしたりした。3組のアーティストが出演し、特に最後のアーティストは会場をとことん盛り上げ、みんなのテンションも上がっていた。会場の雰囲気や曲調的に、テンションというよりは幸福度が上がっていたかもしれない。

 

コンサートが終わって、その子がクルマまで送ってくれると言うので、肌寒い夜道を一緒に散歩した。もうこれだけでちょっとキュンキュン要素がある。その子が突然、「ちょっとズルいこと言っていい?」と前置きをしてきて、僕の心はそれはもうかき乱された(=それはもうキュンキュンした)。

(え、何、何?!このタイミングで?告白?違うよな、手つないでいい?とかかな?)

 

ちょっとズルいことは、「一緒に飲みに行かない?」だった。僕はクルマで、彼女が徒歩だから、ズルいということだったらしい。・・・だったらしいけど、それでズルいという言葉をチョイスするだろうか。

男はいつでもポジティブシンキング。彼女なりに、僕をキュンキュンさせるための言葉を選んだんだろう。僕と一緒にもっと時間を過ごしたくてその言葉を選んだんだろう。ああ〜〜モテる男はつらいな〜〜。

 

その場で飲みに行ってたら、その先どうなっていたんだろうか、という浮ついた気持ちで帰路についた。めっちゃ暗い山道も通るから、元気なうちに帰りたかった。

その場で飲みに行ってたら、「疲れたから今日寝ていい?」ってふらっとその子の家に泊まってたりしたのだろうか、という少しの後悔も抱いて、帰路についた。

 

借りたばかりのスピッツ「醒めない」を聞いて帰った。

アスファルトの下

普段から、アスファルトの下に思いを馳せることが多い。本来、大地の大部分は土のはずで、そこに草木が生えているはず。けれども、日本のどこに行っても、地面はアスファルトかコンクリートである。

この道路の下は土なんだよな、でもまるでそれを感じさせない。

この下には水道やガス管が通っているんだよな、でもまるでそれを感じさせない。

アスファルトは、どこに行ってもアスファルト。どんな田舎に行っても、クルマで行ける範囲はずっとアスファルトで舗装されているし、家の敷地だってコンクリートで固められている。

 

そんな中、記憶に新しい、博多駅前での道路陥没事故が起きた。映像で見たのは本当にすごい災害だったけど、めちゃくちゃロマンを感じた。そこには、思いを馳せていたアスファルトの下が顕(あらわ)になっていた。

電気配線、インターネット配線、水道管、ガス管がきれいにならんでいて、そのまわりには土。そうだよな、土だよな。もともと、こんな景色だったところにアスファルトが敷かれて、駅ができて、道ができて、建物ができたんだな。

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個人ブログで頑張るのをやめた

毎月続けてきた10月の収益報告を書いていないんですが、忘れてるわけではないんです。疲れたので、しばらく個人ブログで頑張るのをやめます。年末に一年の収益報告やまとめは書くと思うので、もう少しお待ちください〜。

 

代わりに、(今のところ個人ブログではあるのですが)新潟の音楽情報を集めたポータルサイトを作っています。来週〜月末くらいに発表できるかな、と思いますので、もう少しお待ちください〜。

恋愛について考える 第二部 導入編

7月に、彼女ができたので恋愛について悩むのはやめますみたいなことを書きました。

misashima.hateblo.jp

色々あって、二ヶ月ほどで別れました。逐一ここで報告することではないと思うのですが、また恋愛について悩んで文章にしていくために書いておきます。ということで、「恋愛について考える 第二部」の幕開けです。

 

お別れした理由はいたってシンプルで、「おもしろくなかった」ことに尽きます。別に嫌なことがあったわけではないんですが、一緒にいても刺激や得るものがない、この先のことを考えると長続きはしないだろう、ということで早めに切り上げました。こうやって淡々と書くとめちゃくちゃひどい男だな、、。

 

最近は自分でも驚くほど性欲がないというか、女性への執着がありません。そのぶん、「今だ!」と言わんばかりに、楽曲の制作と、作編曲・英語の勉強をしています。一日5曲以上作る日もあり、我ながらよくがんばっていると思います。

願わくばこの状態が続いてほしいものですが、やっぱり人生には波というものがあって、恋愛したいスイッチが入る時期がやってくるのでしょう。そのときはまた存分に悩んで、楽しんでみたいと思います。

 

恋愛は簡単だけど難しくて、楽しいです。

エレベータの故障がもたらしたもの

11月5〜6日、土日の二日間、カルチャーMIXフェスタというイベントが行われました。イラストや写真、文章の作品を発表する展示会「Emotinal Herats」と、ダンスや歌、演劇など、パフォーマンスを発表するステージイベント「N-art communication」の二本立てのイベントです。僕はほぼほぼ、後者のステージイベントのスタッフとして二日間お手伝いをしていました。

 

5日の朝、機材の準備からイベントは始まります。ステージイベントの会場は、万代市民会館の頂上階である、6Fの大ホール。当然のようにエレベータに乗り込んで荷物を運びます。

僕達が優雅にエレベータで6Fに着いた直後、「すみません、エレベータ使えなくなりました。イベント終了まで復旧は難しいです」とのメッセージが到着し、イベントは波乱の幕開けとなりました。幸い、大きな機材は前日準備で持ち運んでいましたが、アーティストさんも自分の楽器やエフェクターは階段で持ち運び。ぜぁはぁ息を切らしながら階段を登ってきます。

 

イベント開始間近になると、お客さんが集まってきました。このイベントはお客さんの年齢層も幅広く、おじいちゃんおばあちゃん世代の方もやってきます。息を切らして階段を登ってやってきます。若い人は大丈夫かというとそうでもなくて、「3Fくらいで疲れた(※会場は6F)」なんて言葉をもらします。

 

全員が全員、階段を登って会場にやってきます。故障という形で、エレベータの恩恵に気付くのでした。

 

さて、視点は変わりまして、アーティストにとって、ステージイベントというのは非常に期待と不安が入り交じる場であります。期待は、大きなステージで、沢山の人に見てもらえること。音響や照明の設備が整っていて楽しいこと。不安は、他アーティストのファンや初見のお客さんを味方にできるかということ。

野外フェスではみんなのテンションも高いので、お客さんを味方にしやすいのですが、室内でのイベントはいかにお客さんを味方につけるか、難しいところであります。面白いMCだったり、圧倒的な演奏力だったり、魅力的なルックスだったり、親近感だったり、そういったものを武器にお客さんのハートを掴んでいくのも、アーティストの課題です(カルチャーMIXのお客さんは暖かい人が多いので、あまり心配はないのですが)。

 

アーティストのMCをずっと聞いていると、やはり地元のネタを盛り込んでいる人はお客さんのハートを掴んでいるような気がします。「新潟初めて来て、イタリアン食べたんですけど、てっきりイタリア料理のことかと思ってました!(※新潟ではミートソースのかかった焼きそば)」で、お客さんから笑い声。いかにお客さんの知っていること・体験したことを共有できるかによって、お客さんとアーティストの距離は縮まると思います(ステージに引き込む)。

 

そんなこのイベントで一番共感を呼んだMCであり、笑いを誘ったMCであり、多用されたMCがあります。それは、「みなさん、今日は6Fまで息を切らして来てくれてありがとうございます」でした。確実にみんなが経験したことを笑いに変えることで、一気に会場の雰囲気が暖かくなりました。エレベータの故障がもたらしてくれた、たったひとつの恩恵でした。

たとえば、新潟県民の99%の人がイタリアンのことを知っていたとしても、残りの1%の人はMCについていけません。それが、当日壊れたエレベータのことだったら。必然的に全員がエレベータ故障の張り紙を見て、階段を使って最上階まで来ます。今回のイベントでは、その大変な経験をみんなで共有できているという、謎の一体感がありました。

 

そして当イベントの感動のフィナーレ。なんと、2日目の夜、イベント終了間際になって、エレベータが復旧したのです!司会者の方が「皆様にお知らせです、エレベータが使えるようになりました」とアナウンスをしたところ、会場からはこの日一番の(?)拍手喝采!それがとてもいい景色に見えました。搬出のタイミングでしっかり回復してくれて、イベントではみんなに一体感を与えたエレベータ。今回のイベントの影の立役者だったかもしれません。ありがとう。

縄文土器の制作ワークショップに参加してみたら、コアな会だった Vol.2 〜野焼き〜

 粘土と音楽がお友達のハヤシユウ(@884yuu)です。みんな大好き、縄文土器WSの第二弾レポをお届けします。

misashima.hateblo.jp

前回のWSでは粘土による成形を行い、WSの後は室内で乾燥させていました。

そして、2週間経った今回のWSでは、土器を昔ながらの野焼き(のやき)で焼きます。通常、焼き物を作る場合は窯を使いますが、野焼きは読んで字のごとく、屋外で火を焚きます。そのために温度管理や、均質に焼くということが難しいようです。

なぜそんな大変なことをするかというと、ドMだ縄文土器の作り方を忠実に再現するためです。

 

以下、文章で説明するよりも写真でお見せしたほうが早いと思いますので、ぜひその楽しさを味わってください〜!

 

写真ギャラリー

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▲まずは丸太に火をつけて炭を作ります。最初の着火は辛抱強く。

 

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▲炭が安定してきたら、まわりに土器を並べてさらに乾燥させます。

 

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▲様子を細かくチェックしてくれる、頼もしい先生。まわりに並べているだけでも、色が変わってきます。

 

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▲色が変わり始め、乾燥ができたら土器を薪の中に移動します。まわりに並べる→火に入れるという熱さの段階を経ることで、割れにくくなるそうです。

 

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▲フタをするようにさらに薪をくべます。

 

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▲丸太の炭によって、あっという間に火がつきます。

 

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▲30分程で、上に乗せた薪は燃え尽き、中身が見えてきました。

 

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▲かっこいい!本当に出土した縄文土器のようです。

 

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▲お昼どき、土器を焼いていたフィールドでおもむろにサンマを焼き始めます。自由か。

 

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▲そして先生はというと、焼いたばかりの土器になぜかあんこと水をいれています。自由か。

 

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▲ぜんざいが出来上がりました。焼きたての縄文土器で作ったぜんざいを頂く機会は、後にも先にもコレっきりのような気がします。ちなみに、普通に美味しかったです。

 

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▲お昼ごはんはかなり牧歌的。これ、土器制作のWSです。

 

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▲午後も同じように、残りの土器を焼きます。

 

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▲出来上がったマイ土器。縄文と言っておきながら、時間がなくて模様は入れてません。次回、リベンジするぞ!(すでにハマってる)

 

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▲焦げ目もいい味が出ました。少しヒビが入ってしまったけど、初めてにしては上出来ではないでしょうか(でも、成形WSの後、密かに直してもらっていたみたい!)。

 

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▲焼く前と比べると一目瞭然ですね。やっぱり、焼くとカッコイイ・・・!

 

しかし、作った土器は一体何に使えばいいのでしょうか・・・笑